「新60代女子」人生に悔いなし

幾つになっても、ワクワクする気持ちを忘れないでいようと思う。

父の終活に並走した日々(その3)

今日は、朝1でゴルフ練習場へ。
平日の午前中のゴルフ練
習場は、ゴルフ好きの、いつものメンバーが集まる、
まるで学校の様な所。70代~80代のおじいちゃまに囲まれて、
私は、ちょっとしたアイドル気分?



父の終活に並走した日々、昨日の続き


父85才。誤嚥肺炎で1カ月前から入院中。


入院前の父は、自宅で75才の母と二人暮らしで、
ディケアーサービスに1週間に3回通っていた。


食事は、少し介助が必要だが、今のところは、殆ど自分で出来ている。


最近は、トイレが間に合わない事が増え、リハビリパンツが必要になった。


軽認知症で2時間前の事を忘れてしまう。しかし遠い昔の事は覚えている。
幸い私の事は、しっかり分かっている。


父と10歳離れている75歳の継母(私が中学3年生の時に再婚)
は、甲斐甲斐しく毎日父に寄り添い・・・と言いたい所だが、
娘の私が”いらっ”とする事がある。時々”いらっ”を越えて、”むかっ!!”
見ていると、父が不憫で、悲しくなること時もある。


鬼の形相で、やさしさのかけらも感じれない。
スプーンで食べ物を口に運ぶスピードは、父が咀嚼する余裕が無い程に早すぎる。
父が喉を詰まらせないかと、見ていてハラハラする。


トイレを失敗した時は、大事件が起きたかの様に大騒ぎする。
父は病気なんだから、二人は夫婦なんだから、もっと優しく接してあげてよ。
の一言を飲み込んで、
言ってしまったら、母は機嫌を損ねて父にあたる様になったら大変。と
ぐっと堪える。
週3回のデイケアも、実は父は、あまり気に入っていない。
でも、毎日疲れた、疲れたと言う母の負担を軽くしたいと、我慢して頑張って行って
くれている。


母の為に作られたデイケアの時間。
その間、母はお友達とお茶、カラオケ、健康体操へ。


まあ、ストレス解消も必要だよね。それは理解できる。
でも、そしたら、疲れた、疲れたって父の前で言わないで欲しい。
疲れたんだったら、飛び回らないで、お昼寝でもしたら。が私の本音。


父にそっと聞いてみた。


ねえ、お父ちゃん。
お母さんは普段優しいの?お父ちゃん 何か文句ないの?


お父ちゃんの返事は何時も同じ


「優しいよ」


そして、暫くしたら父は私に聞く


「今、何時や?」
「今、何時や」の意味は、そろそろ母が帰ってくる時間やなあ~って事
母の帰りを心配して待っているのが分かる。


いつも、母と一緒にいる事が、お父ちゃんにとっては、やっぱり1番なのかなあ。
と、母への不満な感情を押させようとする私。

父の終活に並走した日々(その2)

今朝は、いつものパン屋さんに、いつものシナモンロールを買いに行きました。
焼きたてのパンの香りに包まれて、しあわせな気持ちで1日が始まりました。


あっ。桜咲いてる(*^-^*)



父の終活に並走した日々 昨日の続き。


ここ2~3年、私と妹は父の事で頻繁に連絡を取り合い、
お互いに協力する様になりました。
二人きりの姉妹ですが、結婚してからは、お互いの家族もあり、仕事もありで、
せいぜい1年に2~3度しか会わなかったのに、
二人で会う時間が10倍にもなったのは、これも父のお陰だと思います。
何時も家族の中心で、家族を纏めてくれていた父の存在の大きさは、
私達姉妹にとっては、今も何一つ変わらないのです。

父の終活に並走した日々(その1)

桜の開花が待ち遠しい今日この頃です。
残念ながら、昨年、父は桜を見れずに旅立って行きました。
今年は、きっと、空の上からSS席で眺めていると思います。


父の終活に並走した日々を振り返ってみる事にします。
今回は自分の為に・・・・。




父がこちらの施設でお世話になって約1カ月になります。
基本的に団体行動を好まない父が、この場所で生活できるのか、私は正直不安で
いっぱいでした。
最初は何時も落ち着かない不安げな表情の父でしたが、最近は少し、この環境にも
慣れたのか、調子の良い日はご飯を完食しています。
昼間、自分の部屋で過ごす時間は、元気だった頃、カラオケで父の十八番だった
”北国の春”を私と一緒に歌ってくれる事もあります。
(所々曖昧ですが、嬉しい事に半分くらいは覚えている様です)
とは言え、疲れた日はベッドで寝ている時間が多くなりますし、食事を介助しても
「もうええわ~いらん」と直ぐに断られてしまい、お父ちゃん大丈夫かな。
っと心配になる日も少なくはありません。
だから、私がこうして、父に会いに来た時に、父が比較的元気だと、
とっても嬉しいのです。


父がリハビリで頑張っている姿を見ると、感動して涙が出そうになります。


父が施設の生活に少し慣れた様に、私も父の施設の生活を見る事に少し慣れました。
父に会い来て、父のご機嫌さんな顔を見ると、私が元気になれます。
反対に85歳の父からパワーを貰っています。


今日からお父ちゃん日記を付けてみようと思います。
父の様子は正直、毎日変わります。
昨日はとても元気だったのに、今日はどうしたの?しんどい? は
日常茶飯事ですから、その日、たまたま父が元気なら私も安心です。
同時に、このまま元気になってくれる。と過度な期待を抱いてしまう。
反対の時なら、心配になって、落ち込んでしまいます。
父の様子を落ち着いて日記に書けば、父の状況を冷静に受け止める事が出来るん
じゃないかな。そんな理由からです。



これが、最初の1p目でした。