「新60代女子」人生に悔いなし

幾つになっても、ワクワクする気持ちを忘れないでいようと思う。

父の終活に並走した日々(その1)

桜の開花が待ち遠しい今日この頃です。
残念ながら、昨年、父は桜を見れずに旅立って行きました。
今年は、きっと、空の上からSS席で眺めていると思います。


父の終活に並走した日々を振り返ってみる事にします。
今回は自分の為に・・・・。




父がこちらの施設でお世話になって約1カ月になります。
基本的に団体行動を好まない父が、この場所で生活できるのか、私は正直不安で
いっぱいでした。
最初は何時も落ち着かない不安げな表情の父でしたが、最近は少し、この環境にも
慣れたのか、調子の良い日はご飯を完食しています。
昼間、自分の部屋で過ごす時間は、元気だった頃、カラオケで父の十八番だった
”北国の春”を私と一緒に歌ってくれる事もあります。
(所々曖昧ですが、嬉しい事に半分くらいは覚えている様です)
とは言え、疲れた日はベッドで寝ている時間が多くなりますし、食事を介助しても
「もうええわ~いらん」と直ぐに断られてしまい、お父ちゃん大丈夫かな。
っと心配になる日も少なくはありません。
だから、私がこうして、父に会いに来た時に、父が比較的元気だと、
とっても嬉しいのです。


父がリハビリで頑張っている姿を見ると、感動して涙が出そうになります。


父が施設の生活に少し慣れた様に、私も父の施設の生活を見る事に少し慣れました。
父に会い来て、父のご機嫌さんな顔を見ると、私が元気になれます。
反対に85歳の父からパワーを貰っています。


今日からお父ちゃん日記を付けてみようと思います。
父の様子は正直、毎日変わります。
昨日はとても元気だったのに、今日はどうしたの?しんどい? は
日常茶飯事ですから、その日、たまたま父が元気なら私も安心です。
同時に、このまま元気になってくれる。と過度な期待を抱いてしまう。
反対の時なら、心配になって、落ち込んでしまいます。
父の様子を落ち着いて日記に書けば、父の状況を冷静に受け止める事が出来るん
じゃないかな。そんな理由からです。



これが、最初の1p目でした。