父の終活に並走した日々(その12)人生の先輩達の合唱
今日は、父がお世話になっている施設でイベントがあった。
恐らく70歳は超えている女性二人組が、日本舞踊を披露しに来てくれていた。
施設の食堂にみんなが集まって、ちょっとした劇場になった。
父の姿を後ろから見ていると、みなさんと一緒に踊りを見ていたし、
拍手も積極的にしていた。安心した。
約2か月の間で、父も施設の生活に少し慣れた様だ。
ボランティアの女性二人。本当に素晴らしい。
入居者さんに楽しい時間を提供しようと思って入れているのが分かる。
日本舞踊になんか興味無い!って人も、自分の部屋に閉じこもってTVを観ているより、
楽しかったと思う。
日本舞踊のお二人に、「今日は、来て頂いてありがとうございました」
父に代わってお礼をお伝えします。
最後は、さとの秋を、全員で合唱した。
みんなの声が一つになって、聞いていてジーンと心に染みた。涙が出た。
精一杯生きた、人生の先輩方の合唱。
きっと、それぞれの想いを込めて歌ったんだろう。
ここまで生きて来た人生の深み。みたいなものを感じた。
人生の目的。生きる事の意味を、私は未だその答えに辿り着いていない。
ここにいる、先輩達に学び、私自身も後悔の無い毎日を過ごそう。
そんな事を思った1日だった。
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