「新60代女子」人生に悔いなし

幾つになっても、ワクワクする気持ちを忘れないでいようと思う。

父の終活に並走した日々(その19)

父の事を書くのは久しぶりだ。

5月17日の父の終活に並走した日々(その18)で止まっている。


義母が退院してこちらにやってきて、
軽認知症なのか、ただの物忘れか、意図的なのかは分からないけれど
毎日が義母ペースになっていた。


お客様では無く、一緒に暮らすとなると。。。。。
年老いた親と同居している友達の心労が少しは理解出来る。


父の終活に並走した日々(その19)
私達二人と、主人の両親、私の両親の6名でヨーロッパに旅行した。
家族揃っての初めての海外旅行で、どちらの両親もとても喜んでいた。


イギリスでは、TVでしか見た事の無い
バッキンガム宮殿の衛兵交代式を観た。



田舎町のコッツウォルズにも行った。
まるで絵本の世界に迷い込んだかの様な町並みが広がり
今もその時の両親の笑顔が忘れられない。


両親が元気な内に、色んな所に旅行に行けたのが、今になって
1番良かったと思える。





父が入居していた施設の話


父のお昼ご飯に付き合う為に、11時半に遅れない様に家を出る。


今日は、父の食事の席が何時もの場所から変わっていた。



全介助の席に移って貰いました。とスタッフさんからの説明を受ける。


しかし、実際はそのテーブルは全介助のテーブルでは無い。
みんな自分で食べている。


席が変わっても、父は周りを気にせずマイペースを保てていた。



席替えの理由は?


ほぼ毎日家族がきて、食事の介助をしているのは、
実は私達家族だけ。


それを、やっかんでクレームを言った人がいる。そんな話も聞いた。


ちょっと心が痛んだ。父が喜んでくれれば、それが私達にとって1番だけど
施設に訪ねてくる人が誰もいない人は、やっぱり寂しいだろう。


私は父以外の周りの人達にも出来るだけ声をかける様にしてきたつもりだけど
確かに、周りの人達を寂しく思わせているのかもしれない。


だからと言って、父の面会を減らす選択肢は無いけれど
周りを辛くさせたりする事は本望では無い。


複雑な心境。






.